無電解ニッケルめっき処理
無電解ニッケルめっき処理とは、通電による電解処理とは違い、化学作用によりニッケルを析出させる電気を使わないニッケルめっき処理のことをいいます。
無電解ニッケルめっきのメリットとして、複雑な形状であってもμm単位で皮膜の厚さを均一に処理できることから寸法精度を維持しつつ硬度の高いめっき処理が必要とされる様々な製品・素材に幅広く利用されています。
また、アルミニウムに無電解ニッケルめっき処理を行う場合は、他の金属と工程が異なりますが、弊社ではアルマイト処理(アルミ)も得意としており、その技術を元にアルミニウムの前処理用の専用ラインを保有しアルミニウム素材への無電解ニッケルめっきも可能となっております。
無電解ニッケルめっき処理(主な材質:鉄・ステンレス・銅)
無電解ニッケルめっき処理は電気を使わず化学反応によって被膜を形成することで厚さが均一で硬さ、耐食性に優れているめっき処理となります。
無電解ニッケルメめっき処理(主な材質:アルミニウム)
アルミニウムは鉄やステンレスなどと前処理が工程が異なるため弊社では専用ラインを設置しております。
最大寸法 | 長さ1,800mm×深さ1,000mm×幅350mm |
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最大重量 | 250kg |
*製品の形状により対応できない場合もございますので詳細はお問い合わせください。
アルマイト処理
アルマイト処理とは、アルミニウムに対して行う防錆処理のことをいいます。アルミニウムは鉄とは違い錆びにくい性質がある一方で損傷した場合は腐食が進行してしまいます。
そこでアルミニウムに電解処理を行うことで酸素とアルミニウムが表面結合し、酸化被膜が生成されます。この電解処理のことをアルマイト処理といいます。
弊社では、軟質アルマイト処理と硬質アルマイト処理のラインを保有し、お客様の用途に応じたアルマイト処理を行っております。
軟質アルマイト処理
通常白アルマイト処理といわれるもので、基本は無色となります。材質、膜厚により灰色になります。一般的な処理での膜厚は、5~9μmとなります。
最大寸法 | 長さ1,800mm×深さ1,000mm×幅350mm |
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最大重量 | 500kg |
*製品の形状により対応できない場合もございますので詳細はお問い合わせください。
硬質アルマイト処理
白アルマイト処理に比べ低温浴で処理を行い硬く厚い被膜を形成します。一般的な処理での膜厚は、20~25μmとなります。
最大寸法 | 長さ1,800mm×深さ1,000mm×幅900mm |
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最大重量 | 500kg |
*製品の形状により対応できない場合もございますので詳細はお問い合わせください。
*製品の形状により対応できない場合もございますので詳細はお問い合わせください。